2011年10月22日

栃の実の話

鳥取県中部の三朝町は温泉で知られていますが、国宝“投入れ堂”のある三徳山三仏寺も自然遺産登録をめざし運動を繰り広げています。この寺院は天台宗の古刹で、役の行者が開いたとされています。往時は千近くの塔頭を擁し、大きな影響力を持っていたそうです。
そのおかげで自然環境が保たれ、今日まで広葉樹林とそこに暮らす人々の生活は守られて来ました。この自然林の中に多くの栃の木の古木が生い茂り、二百十日を過ぎた頃から沢山の実を山の斜面に落とします。
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この辺りの集落に住む人々はこの栃の実を拾い集め、持ち帰って日向に干して保存をします。落ちた栃の実は山の斜面の窪地や、谷川近くに転がって集まり、多いときには座り込んで掻き集めるほど採れるそうです。しかし、うっかりすると獣に食べられてしまったり、虫が入ったり、また大水が出ると流されてしまうなど山人の苦労も聞きます。若い人ならば山を広く歩きまわり、沢山拾い集めることもできますが、高齢化の一段と進んだ山里の年寄りでは身近で拾い集めることしかできない様です。笊器(竹で編んだ籠)にわずかの栃の実を干す様は、山里の現状を表しているように感じられます。
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栃の木は日本各地に自生し、古来より食用としても利用されて来ました。米が貴重な食糧であった近年まで、こうした木の実や雑穀類などは大切に利用されて来たものと思います。いまでも、東北、北陸地方をはじめ山陰地方にも栃の実を利用した栃餅が伝承しています。
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posted by つるのはし(鶴乃觜) at 13:46| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月07日

鳥取二十世紀梨 台風一過

台風12号は各地に大きな傷跡を残して通り過ぎました。このたびの台風は大型で強い勢力を保ちながら非常にゆっくりとした速度で真直ぐに鳥取県に向かって進んできました。日本に近づくにつれ鳥取県では風雨が強まり、各地で被害が出ましたが、鳥取県を通過するときには狐につままれたように風雨が弱まってTVニュースで報道された紀伊半島のような悲惨な状況にはなりませんでした。被害にあわれた地域の方々には心からお見舞い申し上げます。折しも鳥取県では特産の二十世紀梨の収穫が本格的に始まるときでとても心配しましたが、雨台風の様相を呈し、最悪の強風による被害は少なくて済み安堵したところです。
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湯梨浜町東郷地区では東郷池の水位が上がり、東郷温泉周辺は池の中のようになっていました。倉吉市内も各所で床下浸水の被害に見舞われ、跡かたずけに追われています。
二十世紀梨の生産農家では、台風一過まだ天候の不安定な中、二日間の休日となった遅れを取り戻すべく、さっそく山の果樹園に向かって収穫作業を再開しています。
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今年は作柄が少し遅れているといわれますが、生産者組合の出荷予定は例年通りと変わらず、美味しい二十世紀梨を食べてもらいたいとする生産者は困惑しながらも早朝より収穫作業に精をだしています。
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posted by つるのはし(鶴乃觜) at 15:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月23日

今年の二十世紀梨は少し小ぶり?

今年の二十世紀梨は少し小ぶり?

私の大好きな二十世紀梨がもうすぐ収穫の時期を迎えます。鳥取県の主産地湯梨浜町東郷地区では真近に迫った実りの季節を前に、今年の出来具合に気をもむ毎日です。
親しい生産農家に尋ねたところでは、いまのところおおむね順調に育っています。
今年の出来は、梨の花が終わり小さな実がついた頃、霰に見舞われました。小さな実は霰に打たれ、その傷は実が大きくなるにつれ目立つようになりました。

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秀品として出荷のできる量は例年に比べて少なくなるようです。また、今年は雨が少なくて盆前までは干ばつの様相でした。それまで梨農家は連日山の畑に水をくみ上げる作業に明け暮れ、玉太りの良い梨を作るために懸命の作業を続けていました。ところが盆を過ぎたころから一転して、秋雨前線の南下に伴い連日の雨で、当初は恵みの雨と歓迎しましたが今では日差しが恋しくなっています。そういえば毎年お盆に行われる鳥取地方の伝統行事“因幡の傘踊り”は雨乞いの踊りだったのです
それでも大半の鳥取二十世紀梨は期待にこたえて成熟してきています。無事立派に育った二十世紀梨は今年も私たちの味覚を大いに楽しませてくれることでしょう。

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二十世紀梨の美味しさは
1. 酸味と甘みの絶妙なバランスは、爽やかな甘味を生みだします。
2. 果汁が多く二十世紀梨にかぶりつくと、持った手を伝わって滴るほどです。
3. 適齢樹になりますと、きめの細かい肉質と程よい柔らかさとシャリシャリとした歯触りが、熟れた甘味と相まって特有の美味しさを生みだします。
4. こうした美味しさは日当たりと水はけのよい畑と、ひたすら美味しい梨づくりを求めて止まない生産農家の組み合わせで生みだされます。

鶴乃觜は美味しい二十世紀梨で知られる鳥取県湯梨浜町東郷地区で梨畑を選びながら御進物用二十世紀梨をお送りしています。

鶴乃觜吟選 鳥取県二十世紀梨 (9月上旬〜9月15日)
    3L 5kg (13〜14玉) 4300円  
(運賃別 ; 関東/850円、 中部/740円、 関西/640円)
posted by つるのはし(鶴乃觜) at 14:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする